1997年に米国建築家協会(AIA)に倣って制定された「JIA25年賞」は建築家を表彰するのではなく、竣工後25年以上経過した建築物に授与する建築賞であり、数多の建築賞と際立って異なるユニークな賞です。
評価する観点もその建築が社会の中でどのように位置づけられているか、つまり完成して25年を経ても立派な建築として愛され頑張っているかどうかにあります。
ではなぜ25年か?この25年とは微妙な年数で日本の特殊事情でいえば多くは取り壊されるなどかなり古い部類に入ってしまう年数ですが、かといって歴史保存の対象という年数でもありません。
本賞の評価判断基準であるクライテリアを備えた地域の大事な社会資産となった建築を全国的に拾い上げ顕彰していくことは社会的意味があり、地域の方々にも建築を考えてもらう契機にもなっています。
近年応募数の増加によりかなりの激戦となっていますが、多数の応募を期待しています。
◎ご質問、お問合せはメールにて受け付けております。25year-awd@jia.or.jp