■ 建築家資格制度の経緯 閉じる


本部建築家資格制度推進委員会制定の「建築家資格制度試行」に関する意見書

■意見─3 小倉副会長文書(建築家資格制度確立に向けて─段階的目標設定)より →「該当文章」
  提示表「建築家資格制度確立へのステップ」の疑問点。
試行期間の実務訓練コース・実務経験1年の位置付けがおかしいのでは?  また1級を取得しないと実務訓練が開始できないのですか?。

また表の、第2段階において、JIAは実務訓練コース3年以上で建築家になれるのに対して、士会は実務経験のみ、(5年)で「建築家」になれる。
実務訓練を必要としない「実績認定コース」を設定する意味をご説明下さい。
またこの設定の場合、他団体の会員がこの「実績認定コース」を選択する場合、「専業である者」の条件を付加していただきたい。

回答-3(小倉善明)
  提示表「建築家資格制度確立へのステップ」についての疑問点
実務訓練3年プラス実務経験1年の意味は、実務経験4年のうち3年間は実務訓練と解釈します。表は、段階ごとに比較しやすく書き込みがあります。実務訓練は1級建築士資格取得前でもかまいませんし、卒業後すぐに実務訓練をするほうが理想的といえますが、第1段階では、その例はないでしょう。

第2段階で実務訓練を必要としない「実績認定コース」を設定する意味
第2段階は、JIAのメンバー以外の人たちに対して資格審査をすることになります。特に初期の段階では、まだ実務訓練を受けていない人が多くいると思われます。第2段階が終わる頃には実務訓練コースが必須になるでしょう。「実績認定コース」を選択する場合「専業である者」の条件を付加することは、「兼業であるもの」に対して資格の道を閉ざす、あるいは非常に不利な条件をつけることになります。兼専の問題は職業倫理上の問題として取り上げるべきでしょう。


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