■ JIA建築家資格制度の経緯 閉じる


本部建築家資格制度推進委員会制定の「建築家資格制度試行」に関する意見書

■意見─2 中田前専務理事文書(建築家資格制度の理解を深めるために─建築界の動き)より →「該当文章」
  この時(1994・6)NCARBの会長から……第三者性のある資格認定のシステムとすることを強く勧められました。 (8P.11行目)

上記のような内容表現がありますが、第三者性とは、他の建築関係諸団体と共にシステムを作り上げることでなく、現在のNCARBの組織にあるように、「市民」を含合した第三者性という意味ではなかったのですか

回答-2(中田 亨)
  NCARB会長の発言について正確な記録がある訳ではありませんが、建築家の団体が自ら建築の資格を認定したのでは、いくら公正にやったとしても、結局建築家自身の利益のために行っていると見られて、公衆の信頼が得られないであろうとの趣旨でした。したがって、たとえ他団体であろうと、あるいは建築設計を職業とする者の団体が複数集まっても、行ってもいわゆる自己認証の域を出ないのは当然と思われます。そこでJIAは認定評議会に士会連合会と建築学会から委員を招くだけでなく、建築設計と全く関係のない市民代表や他のプロフェッションの代表等に参加してもらうことにより第三者性を確保することとしています。


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