• 投稿:2020年11月3日
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支部長通信2020 10月号

早いもので、もう10月ですね。私は毎朝自宅から駅まで徒歩で通勤していますが、ようやくジャケット(夏物ですが…)を着ながらでも汗をかかなくなりました。ちなみに、私の友人で安井建築設計事務所に勤めている杉野さんは、私より暑がりで、冬はポロシャツに夏物ジャケット、冬以外はTシャツ、ポロシャツ以外を着ているのを見たことがないです。たまにシャツも着てるか…。杉野さん、ネタにしてすみません。

10月1日

10月最初の会議は広報委員会でした。奥和田委員長は出張先の東京のホテルからの参加となりましたが、これぞアフターコロナ、オンラインの便利さですね。先日副支部長の眞野さんも打合せ先から事務所に戻る時間がなく、公園のベンチに座って会議に参加されていましたが、アフターコロナのスタイルはマイナス面だけではなく、良い面もありますね。なんといっても会議の参加率が上がっていることが何より!さて、本題に入り、広報委員会です。議題はこれまで同様、近畿支部、並びに各地域会ウェブサイトのイメージの統一化を図る事と、紙媒体の広報誌の復活です。前回の会議で新しいデザイナーに頼んで新規で一からウェブを作るには、今の我々の耐力では不可能という事が分かりました。しかし、そもそも私の意図はデザイナーを変える事ではなく、ウェブサイトの魅力を上げ、各地域会間であまりウェブサイトのイメージの差が出ない事でした。よって、今あるウェブサイトを修正しながら、イメージアップを図り、各地域会間で同じような体裁のサイトになれば、それで十分だと感じています。ウェブサイトは情報が出来るだけ新鮮であること。団体としてのメッセージが明確に示せている事。つまり広報活動をしっかりサポートしていることが重要です。その目的は、この刷新によって果たせるのではないでしょうか。色々面白い案が出てきていますので、皆様楽しみにしておいてください、また、ウェブサイトを見て、もっとこうしたら?なんて意見があれば、どんどんください!

10月2日

夕方から住宅部会の9月例会があり、参加しましたが、色々トラブルがあり、話に付いていけず、30分程度で退出してしまいました。先ず表示されているスライド画面が動かないので、話している内容と見ている画面がリンクせず、何を言っているのか、さっぱり分からなかったこと。画面表示が最大になっていなかったので、見ている側からすると文字などが小さく見づらかったことなどが原因ですが、それら要因が起因だったのか、見ている側からすると、話している側の盛り上がりに付いていけず、結果的に退出して、仕事を優先することになりました。いつでも退出出来るのが、これまたオンラインの良いところでもありますが、せっかく話をしてくれた皆さまには申し訳なかったですね。インドの話は面白そうだったので、非常に楽しみにしていた例会だっただけに不完全燃焼に終わりました。その為か?急に映画が観たくなり、事務所を早めに出て、約1年ぶり!に映画館へ立ち寄り、レイトショーを観て帰りました。(どうでも良い話ですが…)

10月6日

今日は大忙しでした。お昼は建築関係15団体が集まって意見交換並びに昼食を食べる午餐会なるものに出席しました。会場は大阪ガスビルの8階にあるガスビル食堂です。初めて行きましたが、専用エレベーターで上がり、そこからして、なかなか雰囲気が良かったです。ぶっちぎりで私が一番若かったですが、なんとも複雑な心境で、正直、全体的にもう少し若返りが必要ではないかと思いました。しかし、人間観察は面白かったです。一応議論した内容を報告しておきますが、年末年始の忘年会、新年会の開催を行うか中止するかということでしたが、全員一致で中止が決まりました。コロナ禍の現状等もありこれらの会が必要なんだろうか?と少し疑問に感じました。
その後、急いで事務所に戻り、総務委員会に出席しました。話題はオンラインセミナーの課金システムについてや、会員増強についてです。現在の会員構成は30代、40代の会員が圧倒的に少なく(約100人くらい)、50代~70代が大半(約400人弱)を占めており、何らかの対策を講じないと、危機的状況に陥る事は目に見えています。そこで、アトリエ系30代、40代の若手とラージファームの同世代の若手を繋ぎ、コンペやプロポーザルに協働で参加出来るプラットフォームをJIA内に立ち上げ、若手が活躍出来る場を創出したいと考えています。具体策は、今後総務委員会で更に揉んでいきますが、出来るだけ早い実現を目指したいと考えていますので、何か意見があれば、どしどしお願いします。

10月7日

本日は協力会委員会がありましたが、色々と話す中で、協力会主催のコンクールを開催してはどうか?という提案をしました。メーカーの方々が120社以上いらっしゃいますので、条件は彼らの商品をその建築作品の中で使用していることとして、正会員を対象とした実作コンクールです。実現に向けて、まだまだ検討課題も多いですが、是非来年度には実現して欲しいと思います。

10月8日

今日はほぼ終日JIAです。本部理事会の日ですが、理事会は13時からなんですが、いつもその前に11時半から1時間の勉強会があります。それから30分程度の休憩を挟んで16時半まで理事会です。その後はクタクタですが、去年までだと、このために東京まで行かなければならず、正に丸一日潰れていたことを思うとリモートの良さを実感したり、やはり人と会った方がという想いに駆られたり…。このリモートの先には、スターウオーズのジェダイの会議の様に、全員がホログラムで会議に参加するようになるのではないかと思いますが、皆さんどう思いますか?模型の代わりに立体ホログラムで自由に色んな角度から見れたりするのではないでしょうか?そんな時代が急加速的に訪れるような気がします。さて、今日の勉強会のテーマはコロナ後における病院建築のあり方で、久米設計の佐藤基一さんがレクチャーをしてくれました。個人的にもクリニックの設計等をしているので、非常に参考になるレクチャーでした。理事会の内容は、主に入退会承認の件、正会員の資格要件に関する準用基準改定の件、委員会委員就任の関する件、学生会員の入会書式改定の件、建築家資格制度の規則に関する改訂の件です。その後、各委員会、支部長からの様々な報告事項があり、終了です。毎回こんな感じですが、もの凄いスピード感で進んでいくにも関わらず、それでも3時間半の会議になります。これをなんとかもっと短く出来る方法はないものかと考えますが、なかなか名案は浮かびません。

10月12日

先週の本部理事会の後で大体近い日に支部の役員会を開催しています(勿論年間スケジュールを組んで)が、本日はその役員会です。これも2時間の長丁場です。理事会同様、協議事項、審議事項、報告事項等があり、これらもスピーディーに進んでいきます。少しでも議論が起これば、たちまち時間を大幅超過することになり、17時からの1時間の勉強会のスタートに影響を及ぼします。さて、役員会では委員の承認、支部ウェブサイトのリニューアル、学生会員の入会書式の簡略化、学生委員会の設立、寝屋川市空き家対策プラットフォームへの派遣メンバーについて等を協議、審議し、それから各報告事項がありました。様々な報告事項の中で、ひとつ挙げるとすれば建築関係団体合同新年交流会の中止です。ちなみにJIAからは毎年2名程度しか参加していません。殆どの参加者は他団体ですので、明らかに他団体メンバーの方が参加の意義を感じているんでしょう。しかし、もし今後もこういう会が行われるとすれば、JIAとしてはもっと参加者を増やす必要があると思います。他団体からすれば、普段からこういう会には参加しないくせに、偉そうなことだけを言っていると取られても不思議ではないですし、日頃からの貢献が、いざという時の発言力に繋がると思います。JIAとしての発言力を高めるには、日頃から他団体と協力し合い、積極的に公式の場に顔を出すべきです。それか、こういう会は止めてしまうべきではないでしょうか?皆さんはどう思いますか?
さて、勉強会についてですが、今月は日建設計の萩森さんに「成長し続けるオフィスをつくるためのプロセスデザイン」というテーマでレクチャーして頂きました。正に、このコロナ禍でオフィスのあり方が色々な場で議論をされている最中でのタイムリーなテーマだったと同時に、組織事務所の仕事の進め方も垣間見れて、非常に面白かったです。因みにこの勉強会は、誰でも参加出来るので、どんどん参加して頂ければと思います。

10月13日

ちょっと用事があって、近畿支部の事務局へ。もしかすると近い内に面白いコンペを開催出来るかもしれません…。まだ分かりませんが…。乞うご期待。
それより、この頃、こんなご時世なので事務局へ行くこともほぼ無くなり、恐らく今後も殆ど無いでしょう。そうすると、事務局のあんなに広い会議室っているんですかね?事務局に集まって、大人数で会議することってこれからどれだけあるんでしょうか?
集まる必要がある会議は、大阪地域会がやっていた様に、その都度都合が付く会員の誰かのオフィスでやれば良いように思うんですが、どうでしょう?そして会議室は、JIAライブラリーとして、建築学生等に開放するとか、少人数等の小さなセミナーを開催できるようにするとか、活用方法が他にあるんではないでしょうか?そもそも窓もない空間がオフィスとして相応しいのか?という根本的な議論もありますが、皆さん、どう思いますか?事務局を窓のある場所に移転してオフィス環境の改善を図るのか、はたまた、あの場所を使うなら、他の利用方法を模索し、それを学生コンペとして開催するという提案をしたいと思いますが、皆さん、どう思われますか? 今後、事務局会議室の活用方法等について活性化戦略会議、役員会等で検討していきたいと思います。

10月16日

本部国際委員会の連続セミナーの第1回目となるレクチャーがありました。ちょっと用事があって、終日自宅にいたので、寝室の書斎コーナーでiPhoneで視聴しましたが、つくづく便利な世の中になったと、こういう時だけ都合よく考えます。リモートになってから、その「場所」に行かなくてもよくなったので、色んな「場所」から参加出来るというのは、時間が有効に使えて、「場所」を選べて本当にリモートの良い側面だと感じています。一方で、先日劇団四季(私は四季の会に入ってますので)から届いたアンケートには、オンラインで講演を視聴出来るサービスを検討しているがどう思うか?と聞かれ、それには即座に反対しました。やはり舞台は生でないとダメだと思います。さて、今日のレクチャーは日建設計のカンプ・ノウの設計者でバルセロナオフィスにいる村尾忠彦さんで、めちゃくちゃ面白かったです。今後も海外で設計をしている方々にフォーカスして開催しますので、是非視聴をお勧めします。近畿支部のメルマガでも発信されているので、皆さんも既に知っている情報だとは思いますが、次は11月20日でフランスで活躍されているArch-Rの河本雅子さんです。テーマは「フランス歴史的建造物修復について」です。第8回まである連続セミナーですので、是非!

10月18日

今日は日曜日ですが、梅北シップホールで開催中のUnder35の関連イベントでもあるJIA近畿支部学生卒業設計コンクール入賞者によるプレゼンテーションの開会挨拶の為、梅田まで行きました。夏にオンラインでプレゼンをしてもらい、既に入賞者は決まっているので、今日は、その入賞者の方達によるプレゼンです。せっかくなので、挨拶後も残り、皆さんのプレゼンを全て聞かせてもらいましたが、やはり生で本人達の言葉で説明を聞くと、オンラインよりも頭に入って来る気がしますね。どれも力作で、改めて素晴らしいと思いました。彼らの全員がハウスメーカーではなく、設計の道に進むことを願います。それにしても、普段、日曜日に梅田のど真ん中に行くことはほぼなく、久しぶりに休みの日の梅田に行きましたが、凄い人でびっくりしました。

10月22日

今日はJIA関連のイベントが3つも重なっています。といっても支部長の仕事とは関係ないので、あくまで一会員としての参加ですが…。先ずは関東甲信越支部のアーバントリップ実行委員会主催のオンライン講演会、「私の家」から清家清を探る、です。これが17時から。次に18時から兵庫地域会主催のアーキテクツカフェです。お題は「アトリエ系建築家が海外で働くということ」でした。そして最後に19時から奈良地域会のイベントで「日本の木の文化の源流を探る」でした。コロナ禍のオンラインイベントならではの3つのイベントをハシゴするつもりでしたが、今日は大失敗です。先ず、17時からのイベントは、仕事に集中していて忘れてしまい、なんとかアーキテクツカフェには少し遅れて参加。これを最後まで聞いたので、結局最後のイベントにも参加出来ず。結果参加したのはアーキテクツカフェのみということになりました。

いくらオンラインとは言え、やはり無茶でした。これからは、イベントはしぼって参加します。それにしても、東京は仕方がないにせよ、兵庫と奈良のイベントはずらせなかったのかと思ってしまいます。これが、私が支部長に就任した時に言っていた、各地域会のイベントスケジュールをズラすことです。今日みたいな事が起きないように、各地域会間でスケジュールの共有が出来ていれば、可能な限りでイベントが重ならず、会員の皆さんももっと参加出来るのではないかと思います。コロナ禍でオンラインだからこそ、参加しやすいのに、イベントが重なってしまうとどうしようもありません。その為、現在、ウェブサイトの見直しに合わせて、共有スケジュールの構築を検討しているところです。改善したいと考えてますので、各地域会の方々もご協力よろしくお願いします。

そんなこんなで、10月も今日が最後です。今日はハロウィーンですが、今年は渋谷に繰り出す人もいないんでしょうね。USJのハロウィーンナイトも今年は中止だそうです。結局1年間、ほぼ全てのイベントが中止になりそうですね。そんな中、Go To関連業界は元気なようで、飲食、旅行、様々なGo To対象商品を利用し、人の移動が活発化しています。海外では再度ロックダウンを実施している都市もある中、これだけ自由に行動しているように見える日本人の感染率、致死率が共に低い数字をキープしているのは、本当に不思議です。薬の開発にしても、当初海外勢が優勢かと思われていたのに、副作用で急ブレーキ。ここへきて国産のアビガンが最も有力ではないかと言われ始め、日本の底力を感じます。あとは、政府がリーダーシップを発揮して、世界の中でのプレゼンスを示して欲しいですね。話は変わりますが、明日は大阪都構想の投票日。さて、どうなるんでしょうね~大阪市は。(と言っても、この支部長通信が皆さんに発信される頃には結果は出てますけどね)

近畿支部 支部長 津田 茂

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