■ 建築家資格制度 実務訓練制度 閉じる
 3.実務訓練にあたり

(1) 実務訓練生の皆様へ
実務訓練は建築専門教育終了後、登録建築家になるために建築家としての倫理、プロジェクト運営、設計監理に必要な実務や事務所運営などについて、オンザジョブで学ぶものです。実務訓練生は極力他の実務訓練生と情報交換の場を持つように心がけるとともに建築家としての先輩である指導監督者との適切な関係を保持し、各種のアドバイスを受けながら効率よく訓練を実施することが大切です。
(2) 指導監督者の皆様へ
そのためには実務訓練生の努力だけではなく指導監督者の役割がきわめて重要です。指導監督者は、訓練生を偏った業務に従事させるのではなく、バランスよく履修科目及び項目を修得させることを心がける必要があります。また、オンザジョブでは難しい項目については、JIAのスクーリングをはじめとした各種の講習会などを活用し、無駄のない時間配分を目指し、実務訓練生へのよきアドバイザーとして各種相談に応じるなど日頃から密な関係を築くよう心がける必要があります。
(3) 実務訓練ノートの概要
実務訓練ノートは、実務訓練生及び指導監督者が実務訓練を行うにあたり必要な履修科目、履修項目及び実施方法をまとめたものです。
実務訓練ノートには各科目ごとの定義と訓練終了時の主要能力及び履修項目が記入されています。履修項目は例として挙げられており、この項目以外についても必要と思われる場合は指導監督者と相談の上追加することは可能です。履修項目については偏らず極力全項目を網羅することが望まれます。

 実務訓練ノート及びJIA建築家資格制度について疑問点や不明な点がある場合には、JIA各支部建築家認定実務委員会へ問い合わせください。


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