第3回日本建築家協会25年賞
推薦理由

兼松 紘一郎

  それ自身が群としての造形性の極みでありながら、東京という都市のテクスチュアの最良のエレメントであり、かつ時代の推移という都市のリアリティを予め計画に方法論として組み入れた、稀有な成功例。アーキテクトが街づくりに貢献し得ることを25年来、実物で証明してきた点、この賞にふさわしいと思われます。

 施主(朝倉家)とアーキテクトとのコラボレーションも特筆に値します。