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 今月号は、まず芦原次期会長のインタビュー記事が掲載されています。次期会長の目標は「JIAを内から外から大改革しよう」です。それに向け、出来るだけ全国の会員とコミュニケーションを密にしたいと述べられています。JIAマガジンも出来るだけそれらの中から出された会員の希望を取り入れていきたいと思います。
 プロポーザルの実績主義などの改革も重要なことと考えています。日本の建築界には暗い話題ばかりが聞こえてきます。今の時代に於いては安定を求めたかつてのやり方では事態の好転は期待できないでしょう。前向きにかなり思い切った改革をしていかないとJIAの未来は見えてきません。新会長は若いので是非、結果を恐れず大ナタをふるってもらいたいと思います。
 JIAマガジンに、建築家の創作活動の原点となる文化的、社会的、国際的、哲学的な記事がもう少しあってもよいのでは、というご指摘も頂きます。徐々にではありますが形にしており、今後も増やしていきたいと思いますので皆様、是非ご意見をお寄せください。
 先日、中国福建省南西部の山岳地域にある、客家土楼を見て回りました。それらのユニークなデザインもさることながら長い時間をかけて、この地域の気候・風土に合わせながら生みだされてきた自然と共生するための多くの叡智が発見されます。自然の光や風の取り入れ方、斜面の生かし方、断熱法、水処理、工法、土壁を守る屋根の架け方、西日対策などサステナビリティの最先端をいくものばかりで、しかもそれらが結果として上質なデザインまで昇華されていて見応えがありました。建築はまず形が目に飛び込んできますが、表面的な形の面白さよりも形が生み出された背後にある叡智を追及していくとヴァナキュラー建築を見る楽しみが倍加していくと思います。しかも、それらは地域を超えて汎用性があるもので現代でも十分、応用可能なものです。
 日本はともすれば地球環境問題に対してエアコンなどの機械効率を上げる技術、ソーラー・パネル、風力発電などの機械による環境技術の研究に努力がなされてきました。しかし私達の祖先が何千年、何万年かけて作り出してきた、厳しい自然の中で出来るだけ快適に生活するための叡智にこそサステイナブル、エコロジーの原点はあると思われました。
JIAマガジン建築家architects 編集長 古市徹雄






JIA 建築家architects 2010.06 CONTENTS


◇表紙写真
福建土楼(中国福建省南西部)
撮影:古市徹雄


建築家としてのアイデンティティを確認しながら、JIAの内外の大改革を!

 

JIA次期会長 芦原太郎

法人形態選択への若干の考察

理事・JIA定款改定特別委員会委員長 谷村 茂

JIA東海支部 静岡地域会主催
「愛野めぐみ教会設計コンペティション」 最終審査会結果発表

第5回「関西建築家新人賞」決定

UIA2011news vol.18
open! architecture 5月21日(金)〜6月13日(日)開催
「建物公開を通して、地域の魅力を高めていく」

 

JOB Forum Japan部会 open! architecture担当 斉藤 理

環境省エコハウスモデル事業 20地域22棟竣工報告

  JIA環境行動ラボ

「建築の質の向上に関する検討」コンソーシアム会議報告

 

JIA副会長・建築基本法特別委員会委員長 松本純一郎

「ルクセンブルクの現代建築」講演会

JIA 国際事業委員会委員長 赤堀 忍

2010年度JIA新人賞 募集


「今、全国各自治体は設計者選定についてどのように考えているか!」

 

JIA対社会行動委員会委員長 山口洋一郎

社団法人日本建築家協会 2010年度 新役員候補者の略歴・所信


JIA NEWS/2010年度通常総会案内
JIA「環境政策提言」(環境行動ラボ担当)が“優秀提言”に選出(環境省主催)




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