JIAマガジン

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 このところ耐震強度偽造問題に端を発し、JIAでは活発な論議がされています。建築基準法、建築士法の改正に向けて、JIAとしてはまず建築業界のあるべき姿を描いていく、それを元に法改正に対処する必要があるでしょう。
 日本の社会は個人に全くの権限を与えない組織社会であるのに、結局は個人に責任を取らせて組織を守っていく構図が見えてきます。やはり個人に責任を持たせると同時に、それに相応しい独立性を持たせるような社会にしていかなければなりません。また、弱い立場の人々を守っていけるような公共の利益の優先性も盛り込んでいくべきであり、個人の権利と安全を守るだけでなく、公益を優先することによって市民に安心をもたらすことを考えていかなければならないと思います。
 いくつかの講演会、鼎談を通して感じるのは、一般の方々に「建築家」をどうアピールしていくかが非常に重要だということです。諸先輩はそんなこと、とうの昔にやったことだと言われるかもしれませんが、最近のマスコミの報道を聞いていると建築界のことが何ら一般的な常識になっていないことを痛感します。JIAマガジンは残念ながら一部を除いて一般の目に触れることはありません。何らかの形でJIAの活動をもっと一般の方々に理解してもらう必要があります。メッセージを送っていくことは法改正が一般市民にとってどんな意味があるかを示すことにもつながるものです。建築業界はその中にいる者でさえ、はっきり見えてこないブラックボックスですから、一般の方にはもっと分らないでしょう。建築が社会の一部となっていくことを、建築家のことを我々が繰り返し説明していくしか一般の方々に理解される方法はありません。


(JIAマガジン建築家architects 編集長 赤堀 忍)

JIA 建築家 architects 2006.03 CONTENTS
 

年間新シリーズ 
 「建築と建築家の社会性」 第2回

 

表紙写真
上:1月23日に開催されたJIA緊急シンポジウム「どう守る建築の安全・安心」
左下:「建築士法改正を目指します!」のメッセージチラシを配布し、市民にアピール(1月14日・15日)
右下:日比谷線銀座駅のコンコース特別会場で行った「建築相談」(1月15日)





 

今こそ、国民に分かりやすい専門別資格になるよう、
建築士法改正を目指す!

メッセージチラシの配布と緊急シンポジウムを開催し、市民にアピール

清水克利、渡辺篤史、河合敏男、神崎哲
黒川紀章、芦原信孝、小倉善明
河野進(コーディネーター)
 
「制度の問題を本音で語る」鼎談シリーズ 第1回
「銀行の責任・建築確認制度・建築士制度・倫理教育などの問題点を斬る。」

市民のために、建築家はもっと本気で、全て自分のところで責任を負うべく取り組み直すべきである。

林 昌二  椎名政夫  三上清一
 
新技術を探る 第1回 「ピュアコート技術」
最新の光触媒技術で広がる環境、経済メリットとデザインメリットとは。

北村 透
 
JIAダイジェスト
 
2005年度JIA新人賞決定
「砥用町林業総合センター」     西沢大良
「調布のアパートメント」     石黒由紀
審査員講評  /仙田 満  椎名英三  妹島和世
 
UIA大会の体験と魅力
〜2011年UIA東京大会開催に寄せて          中村享一
 
JIA NEWS
                              ほか
 



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