
日本建築家協会の会員の自著をご紹介いたします。
ロームシアター 京都 開館5周年記念誌
前川國男の設計による京都会館(1960年)から50年以上を経て、香山壽夫による保存改修設計によりリニューアルしたロームシアター京都(2016年)の開館5周年記念誌。
1965年に発刊された「京都会館五年のあゆみ」に呼応するもので、リニューアルオープンまでの経緯、施設・設備・サービスについて、利用状況と運営体制、演劇・舞踊・音楽をはじめとした舞台芸術と設計者の寄稿や対談を収録。
戦後モダニズム建築の傑作である京都会館誕生の経緯にはじまり、建物の老朽化の問題、社会問題として取り上げられた保存改修における議論、リニューアル建築の内容、リニューアル開館運用後5年までの公演記録がまとめられている。
建築にたずさわる者からみて、公共モダニズム建築の記録資料であるだけではなく、その保存改修において文化芸術と生活文化の器となる建築の姿とは何かを問いかけている。
京都市と地域市民、文化芸術に関わる人々が集まり形となった。
ほんものづくり
【内容】
近年図書館を数多く手がけている佐藤総合計画の設計者が、図書館建築にかける思いをそれぞれに披瀝しました。「ほん」を入れる容器としての「もの」である図書館を作る建築家たちによる、「ほん」作りへの挑戦、つまり「ほんづくり」+「ものづくり」=「ほんものがたり」の記録です。
【書誌情報】
著者:鳴海雅人、渡辺猛、牛込具之、吉田朋史、大橋秀允、高瀬真人
発行:建築ジャーナル
仕様:変形版188×188mm ,260ページ、ハードカバー
初版発行:2014年11月30日
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