速水清孝氏の著作:「建築家と建築士」は、建築士法をつくろうとする  動きがおこってからの 100 年、建築士法の成立に対して、時には賛同し、 時には議論しながら、思いを持って取り組んできた人たちの記録である。 著作が、2014 年度日本建築学会著作賞を受賞したこのタイミングに、 現在第一線で活躍する建築家・建築士たちがふと立ち止まってこの 100 年 の歴史をふりかえる機会になることを期待し、この講演会の開催を決めた。 現役の建築家・建築士たちだけではなく、未来の建築家・建築士たちの心 にもきっと響くことだろう。 速水氏の講演に留まらず、共同主催団体から建築家・建築士たちが参加したディスカッション、そして参加者からの積極的な発言も交えながら、他では類を見ない、活発な議論の場になることを期待したい。