• 投稿:2021年10月5日
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支部長通信2021 9月号

昨日から9月です。9月に入り、なんだか夜は既に秋の気配を感じる涼しさになった気がします。緊急事態宣言は、引き続き延長されるのか、されないのか、分かりませんが、最近SNSを通じて身近な人が感染していたことを知る機会が多く、コロナはここへきて急に身近に感じるようになってきました。私はまだワクチン接種をしていませんが、そろそろ受けないといけないと思う反面、中々予約が取れないとも聞くので、どうしたものか。とりあえず予約をしないと…。

9月2日

本日は夕方から活性化戦略会議がありました。この会議のネーミングが仰々しいので、あまり好きではないのですが、内容は正副支部長ならびにに各地域会長が集まり、役員会の前に事前に役員会で議論する予定の議題について話し合い、情報の共有をする場です。この会議を開催しておくことで、各地域会長は議題を持ち帰り、役員会までに事前に各地域会内で話し合うことも可能で、そうすることで役員会内で議題をスムーズに議決することができるという趣旨です。以前も書きましたが、極力会議類を減らしたい私としては、この活性化戦略会議も不要だと思っており、昨年度は毎回開催していませんでしたが、やはり開催して欲しいという要望があり、昨年度後半より役員会前に毎回開催しております。ただし、今年度より、役員会の1週間前くらいまでに開催しようということでスケジュールを組んでおります。(以前は役員会当日の役員会の1時間前に開催していましたが、会議の趣旨からすると、スケジュール的におかしいので、今年度より変更しました。)そんな訳で本日は活性化戦略会議を行いました。

9月6日

本日は先日の活性化戦略会議に続き、支部役員会およびラーニングサロンを開催しました。役員会での審議事項は、本部委員についてです。協議事項は支部助成事業についてと、支部大会についてです。今年度も対面の支部大会は延期しますが、その代わりにオンライン支部大会を開催することになりました。日時は2022年2月4日~6日の3日間です。朝の9時~12時までの午前の部と、13時~17時45分の午後の部という構成で行います。大会テーマは「交流」です。地域会同士の交流、支部間の交流等、さまざまな交流が考えられますが、人の交流が極端に減ったこの2年間だからこそ、もう一度「交流」について見直そうというものです。各地域会、委員会、部会それぞれが企画する3日間となります。詳細は決まり次第随時発表していきますので、お楽しみに!その他、報告事項として、本部理事会報告、支部報告、行政訪問、後援名義の承認、釜山国際建築大展、在阪4団体意見交換会についてなどです。今年も在阪建築関係団体合同忘年会は中止としましたことも併せてお伝えしておきます。ラーニングサロンですが、今年度から、各地域会に順番に担当していただくことにしましたが、その第1回目は滋賀地域会で、テーマは「高橋貞太郎のこと」で、講師の方は神戸女子大学教授の砂本文彦先生です。皆さんは高橋貞太郎という建築家をご存知でしょうか?数々の名建築を残しながらも、その名前が殆ど知られていないようですが、村野さんとほぼ同世代の建築家です。それほどまでに優秀な建築家がなぜ殆ど知られていないのかという理由や、人物像、作品を素晴らしいテンポと話術で説明される砂本先生の話に夢中になって聞き入りました。ものすごく面白かったので、是非第2回というか続編も企画して欲しいものです。私は、その後直ぐに砂本先生が著された本、2冊ともポチッとしてしまいました…。

9月7日

今日は支部長としてではなく、いちメンバーとして、住宅部会作品展委員会に参加いたしました。昔は部会の中のいろんな委員会に入ってましたが、今は作品展委員会だけです。この委員会に参加するときは、いちメンバーとして気軽に参加でき、昔からの「仲間」と気さくな話で盛り上がれるので、失礼ながら勝手に癒されています。今は「会えない」ですが、画面を通じて、白髪が増えただの禿げただのというアホな冗談を言い合いながらも今後の作品展について語る時は本当に気が休まります。さて、その作品展ですが、現在作品展委員会のYouTubeチャンネルを作ろうとしています。そこでオンライン(動画)作品展を開催していく予定です。アフターコロナの社会がどうなるか分かりませんが、リアル作品展開催が当面難しそうなので、オンライン作品展を開催します。がしかし!皆さん、作品の動画を撮っている建築家は少なく、その撮影方法もよく分からずという状況ですので、その方面に詳しい方にアドバイスを貰いながら徐々に進めていき、来年の3月頃にはできれば良いと考えているようです。(貴志作品展委員長を出し抜いて説明していることをお許し下さい。)

9月9日

今日の建設通信新聞に(というか最近の建設通信新聞の関西欄は連日ですが)大阪万博の記事が出ていました。大阪万博に対する在阪4団体会長の意見も載っており、私の意見も出ていましたが、以前もこの支部長通信で書いたように、大阪万博は知らぬ間にいろんなパビリオンのイメージ図ができており、我々建築家の大半が蚊帳の外です。70年の大阪万博とは随分違うなぁという印象です。若手建築家、実績がない建築家に門戸を開く男前な企業は現れないものですかねぇ。政治と組織力で全てが決まっていく社会の中で、実績や政治力が無い若手はどうやってそこへ食い込んでいけるんでしょうか?これは、JIAだけの問題ではないので、他団体も含め、合同で意見を出す必要があると強く強く思っています。

9月22日

本日は夕方から全国の支部長と六鹿会長参加による、カーボンニュートラル2050に関する意見交換会が行われました。皆さまもご承知の通り、政府のカーボンニュートラル宣言に基づき、建築業界もさまざまな取り組みを行おうとしておりますが、JIAもその例外ではなく、どのようにして我々建築家もカーボンニュートラル社会に向けた貢献ができるのかというテーマに基づき、意見交換をしました。私は六鹿会長に木造を取り巻く環境を例に建築家ができることは少なく、木材流通の仕組みであったり、加工方法であったりと、もっと大きな枠組みの問題を解決していく必要性を訴えました。現在我々が直面しているウッドショックは、そういう意味で大きなチャンスなのではないかと思います。そのことにもっと多くの建築関係者が気付き、アクションを起こして行く必要性を強く感じます。

9月24日

一昨日、保存再生部会の会員の方からお電話をいただき、明後日の会議に参加してもらえないかというご要望をいただいたので、本日その保存再生部会の会議に出席させていただきました。文化庁の補助金を活用した事業を計画しているとのことで、その補助金申請をしても良いかどうかという趣旨の会議でしたが、補助金を貰うことに注力するというよりも、その補助金を使う目的を明確にすべきではという意見もあり、皆さんの意見を客観的に聞きながらいろんな見方があるんだと思いました。私は割と勢いで物事を決めるタイプなのかも知りませんが、皆さまの冷静な意見を聞いていて、私も、もう少し慎重に物事を判断すべしと反省しておりました。それにしても保存再生部会のメンバーは皆さん大ベテラン揃いで、意見も鋭く的確で、聞いていて、ただただ肯くばかり。若手も良いですが、こういうベテランの方々には、もっと前に出てもらって指導をしていただくことも大切だと痛感。という訳で次回の役員会(10月14日)で、保存再生部会のメンバーが文化庁への補助金申請についての説明をするために参加されますので、役員の方々はできるだけ出席をお願いします。

9月27日

本日はサポート委員会に出席しました。以前にも書きましたが、このサポート委員会は井上前支部長が立ち上げた委員会で、その主目的は阪神高速尼崎PAのコンペ実績を紹介するためにパンフレットを制作するということだったようです。しかし、その主目的が達成した今、このサポート委員会は、次なるステージへと移ろうとしています。新たな目的は対外的に情報発信をするためのツール作りということになろうかと思います。その趣旨は、私が行政や、民間企業等へJIAのアピールをしに行く際、持って行く資料がバラバラであることで、説明がしづらい、また受け取る側も分かり難いということもあり、説明がしやすい、また分かり易い資料作りをテーマにコンペやプロポーザル等の実績紹介だけではなく、その他のJIA活動もアピールできる総合的な資料を作成することにしました。中身はこれからいろいろと詰めていかなければなりませんし、場合によっては広報委員会とチームを作って、共に動いていかないといけないこともあろうかと思います。またメンバーを増やさないといけない場面も出てくるかも知りませんが、会員一人一人の協力が必要ですので、よろしくお願いいたします。

9月28日

ご存知の方もおられるかと思いますが、釜山国際建築大展というのがありまして、これは長年日中韓の建築団体が合同で行ってきた建築のアイディアコンペです。その三次審査会が、本日行われ、開催前の挨拶をさせていただきました。昨年に続き、今年もオンライン開催でしたが、昨年は挨拶の要請はなかったので、今年は初めて韓国や中国の方々と画面を通じて会うことができました。近畿支部からは榊原さんや魚谷さんが審査委員として加わりました。この釜山国際建築大展ですが、支部の国際委員会マターとなっていて、詳細は国際委員会が纏めていますが、現時点での国際委員会の動きというのはこれのみに留まっており、私が昨年支部長に就任した時に目指したさらなる国際交流というのが全くできていません。オンラインという便利なツールがあるので、本来なら活発な国際交流ができるはずなのですが…。一体どうしたものか…。団体活動の難しさ、人を動かす難しさ、それぞれのモチベーションの違いを痛感しています。幅広い積極的な国際交流をしたい方、いませんか?

9月もあっという間に終わりましたね。9月と言っても朝晩は過ごしやすくなりましたが、昼間はまだ30度を超える日もあり、まだまだ汗だくになる日々です。先月書いたランニング再開については、今月はどうにか200km以上走破しました。先月は走力月間でしたので、今月はスピード月間です。涼しくなってきたので、スピードを上げる練習を中心に行っていきます。それにしても仕事をしながら1カ月に200km以上走るのは、かなり大変で、タイムマネジメント、スタッフの理解、家族の理解があって初めて達成できます。(設計事務所ですから、私は朝9時頃~夜10時頃までは事務所にいる訳で…)とにかく日々クタクタですが、来年の春までマラソン大会は全国各地で続きますので、それまでは続けて行こうと思います。

近畿支部 支部長 津田 茂

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