京都地域会

  • 投稿:2014年5月28日
  • by 角直弘  
  • 京都地域会
  • お知らせ

JIAイベント 2014年見学会■川越~所沢~東京の建築を訪ねて

募集人数 :20人(先着順)*見学先の都合により追加募集は行いません。
募集締切日:終了
行き先  :川越~所沢~東京方面
(川越の家/手嶋保 ヤオコー美術館/伊東豊雄 中心のある家/阿部勤 聖地霊園/池原義郎他)

参加費用 :20,000円(宿泊、見学先御礼、ヤオコー美術館チケット含む)

*昼食、全ての交通費は参加者各人で支払い。
*最終スケジュール・見学先は調整中です。6月25日までにお知らせいたします。
*宿泊先は4〜5人の相部屋となります。一人部屋ありませんのでご了承ください。

                     
イベント名称 「2014年見学会」
川越~所沢~東京の建築を訪ねて
開催日時2014年6月28日〜6月29日
募集期間(締切日)募集中
内容

日頃よりJIA京都地域会の活動に御理解御協力をいただきありがとうございます。

さて、このたび2014年見学会を催すことになりましたので、お知らせします。昨年度は「山中湖~伊東の建築を訪ねて」として、吉村順三の住宅作品を中心に2日間で10作品を訪ねることができました。今年度は「川越~所沢~東京を訪ねて」と題し、関東方面の建築見学会を催します。昨年に引き続き、充実した見学会にして参りたいと思いますのでご参加の程よろしくお願い申し上げます。

27日夕方には都内の歴史的住宅の見学会もオプションで準備中です。

また6月28日17時より、希望者のみでSH-65/上小沢邸(広瀬鎌二+神保哲夫)で食事会(7800円のコース+飲み物代)をします。
こちらも是非ご参加ください!

参加対象一般、JIA会員
定員20名
参加費 20000円
申し込み方法

メールにて下記までお申込み下さい。

申込先:副田晃彦デザイン事務所
E-MAIL:sdo@soeda-akihiko.com

地図の表示

【レポート】

■見学後記 さる6月27・28・29日、川越、所沢、東京方面にかけて「中心のある家」をハイライトに7作の建築を見る機会に恵まれました。またオプ ションとして2作品の見学も行いました。参加は京都地域会9名、一般10名、日帰り参加4名の方々にご参加いただきました。地域や年代を越えた参加者同士 の交流も活発な見学会になったと思います。 27日はオプションの「塔の家(東孝光)」にここだけの参加者も含め8名が参加。あまりにも有名なこの建築はプランや断面がほぼ頭にはいってる方も多いの ではないでしょうか。あらためてそのスケールを実感し、起居動作の変化による開口部を体感しつつ、住まいと都市との接続の仕方をあらためて考えなおす契機 になりました。28日は埼玉県川越で手嶋保氏設計による「川越の家」を見学。晩年の吉村順三のもとで修行された方らしく、木製建具や家具のディテールが美 しく、各所に生活のための工夫が随所にちりばめられた非常に濃密な仕事による作品に仕上がっていました。この後、川越の蔵造りのまちなみを散策しながら、 「ヤオコー美術館(伊東豊雄)」へ到着。三栖右嗣のコレクションを展示する美術館です。その後所沢へ移動して、池原義郎氏設計の日本建築学会賞作品でもあ る「聖地霊園」を見学。池原事務所元所長の河野氏にご案内いただきました。その彫刻的なディテールの集積は、建築としての造形を表現するものではなく、環 境に同化していくための造形であるとの解説があり、池原義郎氏の建築に対する考え方が垣間見えました。そこから阿部勤氏自邸の「中心のある家」へ移動。聖 地霊園から比較的近い場所にあります。築40年。敷地から30度振られた建築とその正面に据えられたケヤキが印象的なファサード。庭の緑量は少し向こうに ある公園と同じくらいの多さ。内部は阿部氏の好きなもので溢れ、まさしくプロとしての住人が40年をかけて、つくりあげてきた家と言えます。懇親会も阿部 氏自らの料理により開かれました。スペインから取り寄せたという生ハムが、あの有名なペニンシュラキッチンの上にどん!と置かれ、椅子が50脚はあるとい う内外部の空間で参加者がそれぞれの時間を過ごすことができたように思います。29日は朝から宿泊先になった「椈水亭(池原義郎)」の見学を元所員の半谷 氏の解説により見学。池原作品が群居する西武遊園地を間近に見ながら、あらためて建築と環境の関係を解説していただきました。午後からは東京へ移動して、住宅遺産トラストさ んのご協力により「平田邸(平田重雄)」「伊藤(旧園田)邸」を見学。昭和の上質なモダンリビングと建築文化にふれることができました。最後に6名の参加 で「上小沢邸(広瀬鎌二+神保哲夫)」で食事会。目黒にあるこの元住宅作品の敷地はかなり大きく、維持していくために現在は飲食店になっています。広瀬建 築をなんとか残していきたい、つかい続けたいと考える施主の気力は凄まじく、直接お話をうかいながら作品は施主とともにつくられていくことを実感した次第 です。見学にあたってご尽力いただいた吉村篤一先生、池原事務所OBの方々、クライアント、関係者各位の協力のもと本見学会が可能になったことにあらため て感謝を申し上げます。(文責:角直弘)以下見学先■塔の家(東孝光)川越の家(手嶋保)ヤオコー美術館(伊東豊雄)聖地霊園(池原義郎)中心のある家 (阿部勤)椈水亭(池原義郎)平田邸(平田重雄)旧園田邸(吉村順三)上小沢邸(広瀬鎌二+神保哲夫)

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