JIAのおもな活動

JIAの10の活動

日本建築家協会の活動は多岐に渡っていますが、基本は社会貢献活動です。
建築家の仕事そのものが本来国民の財産と命を守り、美しく快適な環境を設計することによって
活き活きした生活や社会活動を可能とする仕事です。
建築家の仕事は社会の福祉向上のために行われるのです。

建築関係社会システムの改善活動

建築設計領域には建築基準法や建築士法等さまざまな法律、固定資産税などの税制、建築の責任ある設計行為を保証する保険、あるいは設計及び建設に関する金融等のシステムを含め、さまざまな社会システムが存在します。また新たな設計生産の手法も開発されてきています。技術革新による社会システムも変化せざるを得ません。JIAは常にその時代に合う国民にとって美しく安全で快適な建築都市環境が形成されるよう社会システムを点検し、常により良い提案を行なっていきます。現在、設計監理報酬適正化など設計業務環境改善に向けて重点的に取り組んでいます。

建築家の資質向上のための活動

設計手法の開発やIT、技術革新、開発手法の革新、都市災害に対する技術、また地球環境への配慮技術等、多くの技術の高度化複雑化に対応し、かつ利害の衝突に対する倫理的な立場の堅持など、建築家の資質向上が求められます。JIAは常に新しい技術開発に対応した継続的能力開発(CPD)プログラムを用意し、その取得を義務化して、会員の資質向上に寄与しています。特に登録建築家はそのプログラム取得レベルが高く設定され、その行動も厳しく評価されます。

建築文化の普及活動

建築文化の普及啓発のための多様な活動を行っています。

1.顕彰活動
すぐれた建築作品を顕彰し、建築文化の価値を社会に発信しています。JIAは次のような顕彰制度を行っています。

25年賞

25年以上に亘って「長く地域の環境に貢献し、風雪に耐え美しく維持され、社会に対して建築の意義を語りかけてきた建築物」を表彰し、あわせて「その建築物を美しく育てあげることに寄与した人々(建築家、施工者、建築主及び維持管理に携わった者)」を顕彰します。

日本建築大賞、日本建築家協会賞、日本建築家協会優秀建築選

会員の交流と創作活動の向上を目指し、その活動と業績を広く社会に広める為に創設しました。「日本建築家協会優秀建築選」として200作品以内を選定し、その中から「日本建築大賞」及び「日本建築家協会賞」候補を選び、「日本建築大賞」1点、「日本建築家協会賞」数点を選びます。

環境建築賞

JIAを含む建築関連5団体が制定した「地球環境・建築憲章」の理念を建築作品としてどのように統合化したか、すなわち、長寿命、自然共生、省エネルギー、省資源・循環、継承性などのテーマを通じて、社会資本としての建築を創造することができたかが問われます。

新人賞

優れた着想と感動を呼ぶ造形、合理性に基づく機能性の追求、自然、風土、地域特性を配慮し、時代精神を反映した、優れた建築を顕彰することにより、才能に恵まれ、真摯な努力を重ねている新進の建築家の作品を通して、その人を表彰します。

2.本の出版
すぐれた建築設計に関する研究、書籍を出版しています。また「建築家 architects」という定期刊行物の他「JIA REPORT」などの研究の成果を出版しています。

3.近代建築遺産保全活動
すぐれた近代建築を保全し、再生する提案を行っています。

良い建築、まちづくりのための調査研究活動

よりよい建築、まちづくりのためのデザイン、計画、構造、環境工学、造園等、多くの分野の専門家と共同して調査・研究活動を行い、その成果を出版やガイドラインという形で社会に発信し、建築環境教育、建築環境文化、向上のために貢献します。

市民まちづくり、住まいづくりの支援活動

JIAは市民のためのまちづくり、住まいづくりの支援活動を行います。コンペ、プロポーザル、QBS等の設計者選定のノウハウや選定委員の推薦を行います。街づくりについても専門家を派遣します。住まいづくりについては市民のための建築相談を行っています。

次世代育成活動

JIAは若い建築家志望の学生や、若い建築家に対しての育成活動を行っています。

  1. 子ども達の建築文化に対する学習支援や、子どもとのワークショップを通して子どもの建築環境に対する関心を喚起しています。
  2. 全国的にJIA主催の卒業設計コンクールを行っています。
  3. 大学生、大学院生の実習プログラムとしてオープンデスク事業やオープンスクール事業を行っています。毎年全国で700〜800の学生が利用しています。
  4. 大学生や大学院生のためのセミナー、講習会を開催しています。
  5. 若い建築家に対してはセミナーの開催、展覧会の開催、見学会の実施を行って交流と学習活動の支援を行っています。

次世代育成活動

JIAは地震災害や火災等の都市災害の復興を支援しています。阪神・淡路大震災や新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震等における危険度判定活動、また復興についての助言活動等、ボランティア活動を行っています。またパキスタン地震、ジャワ島地震については国際的なネットワークを通じて支援活動を行っています。

次世代育成活動

建築家の業務が正常かつ適正に行われるよう、書面作成や手法等についての支援活動を行っています。JIAの建築設計・工事監理契約の標準約款も策定し、発注者、会員に利用していただいています。特に若手建築家については業務領域の活動についてもプロフェッショナルスクール等、教育普及活動とあわせて設計業務の支援を行っています。

次世代育成活動

JIAは国際建築家連合(UIA)の唯一の日本支部です。アメリカ AIAとも連携し、またアジア建築評議会(ARCASIA)の中心メンバーです。サスティナブルシティー、サスティナブルビルディング や建築教育等、国際的な問題について交流を図っています。UIA にJIAから理事を出しています。2011年にはUIA世界大会が東京で開かれました。アルカシア賞もJIAを通して応募できます。

次世代育成活動

現在の建築士制度は、国民の利益を守り、美しく安全で快適な環境をつくるという建築家が果さねばならない本来の機能をはたしていません。こうした機能を改善するために、「建築家」資格制度が必要です。国民が設計の専門家(建築家)に安心して仕事を任せられるようにするために、すぐれた設計能力を備え責任感と倫理観をもつ建築家を認定する、登録建築家の認定活動を行っています。

公益社団法人日本建築家協会 The Japan Institute of Architects (JIA)
〒150-0001  東京都渋谷区神宮前2-3-18JIA館 Tel:03-3408-7125  Fax:03-3408-7129  地図はこちら